センター概要
日本学術振興会サンフランシスコ研究連絡センターは、日本学術振興会 (JSPS) の9番目の海外研究センターとしてカリフォルニア州バークレー市に2003年に開設されました。
日本学術振興会は、学術研究の助成、研究者の養成のための資金の支給、学術に関する国際交流の促進、その他学術の振興に関する事業を行うため、平成15年10月1日に設立された文部科学省所管の独立行政法人です。本会の前身は、天皇陛下から学術奨励のため文部大臣に下賜された150万円により、昭和7年12月に創設された財団法人日本学術振興会であり、その後、昭和42年9月に日本学術振興会法に基づき、特殊法人となりました。70年余にわたり我が国の学術振興を担う中核機関として様々な事業を展開してきましたが、平成15年10月、業務の弾力化・効率化を図り、研究者や学術研究機関へのサービスの一層の向上をめざして、独立行政法人として新たにスタートいたしました。
サンフランシスコ研究連絡センターのミッション
日本学術振興会が注力する主な分野のひとつとして国際学術交流・協力の振興があります。すでに本会ではワシントン研究連絡センターを開設しており、研究者交流を含めた様々な二国間プログラムを実施しています。私どもサンフランシスコ研究連絡センターでは、アメリカ大陸(米国、カナダの西海岸と中南米)における研究者コミュニティとの交流・協力を推し進めるとともに、以下のようなミッションを担っています。
- 日本学術振興会とアメリカ大陸の大学等学術機関等との学術交流事業に関する連絡・協議
- アメリカ大陸の大学等学術機関の研究者等との学術交流・協力に必要な情報・資料の提供,収集
- アメリカ大陸における日本学術振興会招へい研究者等との交流・協力
- 学術の国際交流を目的とした米国西海岸への訪問者に対する便宜供与
これらミッションの実現のため、当センターでは主に以下のような活動を行っています。
- 現地の大学、研究者とのネットワーク構築
- 現地大学を訪問、ミーティングやワークショップ等を通じてJSPSの組織、事業等の紹介を行います。
- 実績大学:UC各校(Berkeley, Davis, Irvine etc.), Stanford University, University of Texas at Austin, Harvard University, MIT, Princeton University, Yale University, British Columbia University(Canada) 等
- 学術シンポジウムの開催
- 現地大学と共催でシンポジウムを開催しています。日本の高い研究成果を発表する機会を提供し、日米のアカデミックな交流を促進します。
- これまでの共催大学:UC Berkeley, Stanford University, University of Texas Austin, University of British Columbia 等
- 日本の大学等のアメリカでの活動を支援
- 現地でのシンポジウム開催や学生の受入、訪問調査のアレンジをサポート、アメリカ大陸大学間連携ネットワーク(JUNBA)の事務局として活動をサポートします。
- 在米日本人研究者のネットワーク構築
- 研究者交流会等のイベントを開催しています。将来的な共同研究や協力への発展をねらいとし、アメリカ大陸で活躍する日本人若手研究者に分野を超えた意見交換・ネットワーク構築の場を提供します。
- フェローシップ事業の窓口活動
- 外国人研究者を日本に招へいするフェローシップ事業を積極的に宣伝し、認知度を高めます。
- 英文ニューズレターの発行
- 日本の大学等の特色ある学術研究活動をPRすることで関係国のより一層の学術研究交流を促すとともに、各大学に海外への情報発信の機会を提供し、海外活動展開を支援するため、英文ニューズレターを発行しています。
スタッフメンバー
センター長 | 中別府 雄作 |
副センター長 | 池田 学 |
リエゾン・オフィサー | Abigail Hughes |
国際協力員 | 熊野 有祐 |
アドバイザー | 朝倉 千尋 |
国際業務研修生 | 尾田 和正 |