2006年のノーベル賞は、10月2日にノーベル医学生理学賞が、10月3日にノーベル物理学賞が発表されている。両賞とも、カリフォルニア大学バークレー校(UCB: University of California Berkeley)に縁の深い研究者が受賞しており、名門UC Berkeleyの底力が伺える。
ノーベル物理学賞を受賞したジョージ・スムート(George F. Smoot)米カリフォルニア大学バークレー校教授は、1974年に同校でPh.Dを取得後、LBNL(Lawrence Berkeley National Laboratory )で天体物理学者として研究を行うとともに、1994年からはUC Berkeley 物理学部の教授としても活躍してきた。
ノーベル医学生理学賞を受賞したアンドルー・ファイアー(Andrew Fire)米スタンフォード大医学部教授(47)は、16歳で学部生として入学、数学を専攻する大変優秀な学生で、学部をたった3年で修了すると瞬く間に大学院へ進学していったという。
UC Berkeley では、ノーベル賞受賞者を数多く輩出してきた。特に近年は、1994年、2000年、2001年にノーベル経済学賞受賞者を輩出しており、4日の化学賞とともに、今後の発表が楽しみである。
参考:
UC Berkeley :ジョージ・スムート教授のニュース
http://www.berkeley.edu/news/media/releases/2006/10/03_nobelph.shtml
UC Berkeley :アンドルー・ファイアー教授のニュース
http://www.berkeley.edu/news/media/releases/2006/10/02_nobel.shtml
Nobel Prize Website
http://nobelprize.org/